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いずみ野地域ケアプラザで「多文化交流会」 第50回アジア開発銀行関年次総会関連イベント

泉区のいずみ野地域ケアプラザ(横浜市泉区和泉が丘1)で12月4日、「多文化交流会」が開かれました。

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このイベントは、泉区役所が第50回アジア開発銀行関年次総会関連イベントとして主催。様々な国籍の人が暮らしている「神奈川県営 いちょう団地」で、日本語学習や生活相談のサポートをしている「多文化まちづくり工房」が運営しました。横浜市泉区と大和市とにまたがる「いちょう団地」には、インドシナ難民(1975年のベトナム戦争終結以降、インドシナ半島のベトナム、カンボジア、ラオス三か国の共産政権樹立・政治的混乱を逃れて母国を脱出した人たち)を中心とする外国人が多数居住しています。

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イベントでは、ベトナム出身のグエンファン・ティ・ホアンハーさんとカンボジア出身の伊東久里寿那(いとうくりすな)さん、太井江梨沙(たいえりさ)さんの3人が講師として登壇しました。3人は普段、ベトナム人やカンボジア人の通訳として活動しており、日本人の前で自国の文化を紹介するのは今回が初めてでした。

前半はベトナム・カンボジアの「あいさつ」「民族衣装」「お正月」「結婚式」「食文化」の紹介がありました。ベトナムでは、1月1日に初めて家に来た人がその年の幸運をもたらす人とされているという話や、ベトナムの伝統衣装「アオザイ」は年齢によって衣装の色が分かれていることなどについての説明に、参加者は驚いた顔を見せながら耳を傾けました。
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カンボジアでは、あいさつのときに相手の身分によって手を合わせる位置が変わることや、カンボジアの正月はインターナショナルのニューイヤーである1月、中国暦の旧正月にあたる2月、クメール正月の4月の3回正月を祝う習慣があることなどについて説明されました。

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後半は、ティさんの母親が作ったベトナム料理の「生春巻き」と、カンボジアでよく食べられている「かぼちゃのデザート」が参加者に振る舞われました。参加者は普段中々触れることのないライスペーパーに具材を入れて自分の手で巻き、オリジナルの生春巻きを作りました。生春巻きにつけるタレは日本人の口に合うようアレンジされており、会場から「タレの作り方を教えて欲しい」という声が多数聞こえたため、急きょタレの作り方の説明がされるほどの人気となりました。

かぼちゃのデザートは、カンボジアで来客があったときなどに出されるポピュラーな料理で、煮たカボチャをココナッツミルクと砂糖の中に浸し、タピオカと一緒に食べます。参加者は普段とは違うかぼちゃの味付けを楽しみました。

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イベント終了後、ティさんは「今日参加された皆さんはベトナムやカンボジアに行ったことのある人も多く、興味をもって話を聞いてくれたのが良かったです」とイベントを振り返りました。また、伊東さんは「ベトナム、カンボジア、日本とそれぞれ文化が違うので、色々な国を知ってもらい、また交流もできてよかったです」と話しました。

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「第50回アジア開発銀行年次総会」は、「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに2017年5月4日~7日に、アジア各国の財務大臣、中央銀行総裁、金融機関関係者、NGOなどが参加して、パシフィコ横浜などで開催される国際会議です。来年の開催に向けて、横浜市内18区で関連イベントが開催されています。

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