ローカルグッドニュース

若者支援の「ソーシャルインパクトボンド (SIB )」を横浜から構想する

ソーシャルインパクトボンドという言葉を知っているでしょうか?

ソーシャルインパクトボンドとは、社会課題を解決する事業「ソーシャルビジネス」への投資の一つの手法です。社会的問題を解決していくための活動に対して投資家が活動資金を提供し、NPOなどのソーシャルセクターがソーシャルビジネスを実施、社会問題の解決の成果に応じて政府が投資家に配当を支払う投資モデルです。

優れたソーシャルセクターへ民間の投資家が投資を行い、ソーシャルセクターは活動資金を獲得し事業を実施します。成果をあげた場合に行政は投資家に原本とリターンを支払います。

成果をあげた場合に削減された費用から投資家へのリターンを支払い、成果を出していない場合には行政から投資家への支払は発生しないため、公共セクターとしては税負担を増やさずに革新的な公共サービスを提供できるという利点があります。

そして、「成果をあげたかどうか」「この活動があったために、税負担がどれほど削減されたか」を測る指標が「社会的投資収益率(SROI)」です。

今回、明治大学経営学部教授・(株)公社研代表取締役 塚本一郎氏、横浜市会議員・(株)公社研客員研究員 鈴木太郎氏、そして、K2インターナショナル岩本真実さんをゲストに迎え、「若者支援の「ソーシャルインパクトボンド(SIB )」を横浜から構想する」と題し、ソーシャルインパクトボンド、そしてSROIについて学び、考えるイベントを開催します。

k2インターナショナル岩本真実氏から事例発表をいただいたのち、明治大学経営学部教授・(株)公社研代表取締役 塚本一郎氏にSROIについて、K2インターナショナルの事例を用いながらご説明いただき、さらにこの評価がソーシャルインパクトボンドの設計においてどのような役割を果たすのかを解説いただきます。また、横浜市会議員・(株)公社研客員研究員 鈴木太郎氏に横浜市における導入の意義、構想、課題についてお話いただきます。

ご興味ある方ぜひ、お越しください。

日時:7月23日(木)19:00-21:00(受付開始18:30)
場所:さくらWORKS<関内> 横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
参加費:2000円
参加申込:FBページで「参加する」を押すかメール localgood@yokohamalab.jpまで件名に「7/23 SIB参加希望」と書いてお送りください。

<タイムスケジュール>
19時 開会 / 本日の流れ説明
19時05分 岩本真実氏 K2インターナショナルの活動について実際にSROIを策定した体験・効果について
19時25分 塚本一郎氏
SROIが関心を集める背景、SROIを活用した若者支援をSIBにつなげることができるのか?
20時05分 鈴木太郎氏
横浜市の動き、行政にとってのソーシャルインパクトボン
20時20分 ディスカッション 社会的事業を持続可能にするために、どのようにSROIを使うことができるのか?横浜型SIBはどんな形が考えられるのか?課題や注意点は?
20時50分 岩本真実氏 なりゆき祭について説明
20時55分 まとめのメッセージ

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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