エリアリポート

【インタビュー】まちへの想いに仲間が集まった。「鶴屋町ストリートテラス」座談会

コロナ禍の影響で、私たちの生活には大きな変化がありました。特に飲食店への打撃や急激に進んだ様々なオンライン化は大きなものでした。横浜駅周辺の町内も例外ではありません。

そこで、コロナと向き合いながら「まち」を元気にするにはどうしたら良いか?コロナ禍で低迷した飲食に関わる企業を応援すべく、地元町内会を含む実行委員会が立ち上がりました。

公開空地を活用したマルシェイベント「鶴屋町ストリートテラス」第1弾を、地元町内会に加えて、地元の老舗酒屋・・優秀な人材を育てる専門学校・地域へ情報を発信する街頭ビジョン・地域の価値ある人・団体・拠点・プロジェクト等の地域資源をリサーチし、つながりづくりを支援するNPOなどが力を合わせ、6/12㈰ AM11:00〜PM6:00に開催します。

地元に帰ってきた澤さんの呼びかけに応えて、マルシェがはじまります。

今回は、鶴屋町ストリートテラス実行委員のメンバーをお招きし、インタビュー形式で行った座談会をレポートします。イベントを実施することになった経緯や、企画実行する中で体感されたこと、かつての鶴屋町にはじまり未来の鶴屋町への希望、メンバーのみなさんそれぞれが抱える鶴屋町への熱い想いを語っていただきました。

 

座談会の様子

 

▽登壇いただいたメンバーのみなさん

島崎 尚己さん:委員長・酒の島崎(島崎株式会社)

澤 道正さん:会計監査・鶴屋町町内会青年部

辻 健太郎さん:委員・YOKOHAMA VISION 

小林 野渉さん:委員・NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(LOCAL GOOD YOKOHAMA)

橘高 禎利さん:LOCAL GOOD YOKOHAMAサポーター

 

鶴屋町ストリートテラスを開催するにあたって

コロナ禍で低迷した飲食に関わる地元のお店を応援すべく企画された、今回の「鶴屋町ストリートテラス」。企画にかけるメンバー皆さんの経緯や想いがあります。仕掛け人の澤道正さんは、生まれも育ちも横浜市神奈川区の鶴屋町。途中、東京に住んで働くこともありましたが、数年前に鶴屋町に帰ってきました。

 

 

「年齢も50歳を過ぎて、何かしら地域に還元する活動ができないかと思って、鶴屋町ストリートテラスを実行する事にしました。実は毎年6月12日前後の週はいつもお祭りで神輿を担ぎますが、今年もコロナ禍で開催ができません。酒屋さんにもご協力いただき、疲弊する飲食店を応援するため、これを機に地域貢献として盛り上げていきたいです。鶴屋町は横浜駅前なので、賑わいの創出に協力できるのではないかなと、今回はこのようなイベントの形で行うことになりました。」

続いて、鶴屋町のお隣の台町で業務用酒類卸から新規飲食店開業相談まで支援する「酒の島崎」を営む、島崎尚己さん。

「澤さんに誘われて一緒にやろう!ということになったのですが、今から5・6年前にぐるーびー横丁¹という、ちょっと趣旨が違うんですけれども、音楽と飲食のイベントをやっていました。その頃も鶴屋町周辺が薄暗くなってしまって、元気がないな…ということで、何軒かの飲食店でライブをやって、お店を回遊するような仕組みでイベントをやりました。その経験から、今回の企画をやりたいなと思ったし、やっぱりこの2・3年また薄暗くなっちゃったので、みんなで元気になって、地域の人たちが仲良くなれたらいいなと思っています。」

 

¹「ぐるーびー横丁」:2013年 5月に初開催され、2019年までに6回の開催があった。

参考:横浜駅西口・鶴屋町で食と音楽の祭り「ぐるーびー横丁」 神輿とニューオリンズジャズのコラボも – ヨコハマ経済新聞 (hamakei.com)
参考: Facebookページより:https://www.facebook.com/groovyyokochou/


地域活動では、協力者をいかに集めて、地域一丸となって様々な方を巻き込みながら活動を実施していけるかが非常に重要です。その中でも経験があること・想いがあることは、これを支える重要な鍵となります。

澤さん・島崎さんの想いは、更に広がっていきます。

横浜駅の鶴屋町の方から歩いて鶴屋橋を渡った先にある街頭ビジョンを運営する「YOKOHAMA VISION」の辻健太郎さんは、話します。

「小林野渉さんも所属するNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボの杉浦裕樹さんと面識があり、CM放映だけじゃなく地域の情報発信がしたいと思っていました。そんなときに鶴屋町町内会となにかやってみる?と声をかけていただき、委員会に入ることになりました。本業はデザインの仕事。イベントの開催は本業ではないが、手探り感でつくることが楽しいです。

そして、西区にお住まいで、鶴屋町は若い頃から飲み屋として頻繁に利用していた、横浜・鶴屋町への愛に溢れるLOCAL GOOD YOKOHAMAサポーターの橘高 禎利さん、チームで周囲の方を巻き込み、プレでどんどん企画を実現してゆくお手伝いをするLOCAL GOOD YOKOHAMAの小林野渉。が、鶴屋町ストリートテラス開催に向け、メンバーそれぞれが強い意識や想いを抱き、みんなで初めてのプロジェクトを進めています。

 

コロナ禍における鶴屋町の試行錯誤

今回、鶴屋町ストリートテラスを開催するまでにあたり、どのような経緯があったのか、詳しくお話を伺うことができました。コロナ禍において、鶴屋町を元気にするためにどんな事ができるのか模索していた中で、澤さんは、島崎さんにご紹介していただいた、「いいものいっぱいマルシェ」²に足を運んでみたそう。横浜駅東口の商業施設、「横浜ベイクォーター」で毎月第二土曜日に横浜中央卸売市場の問屋などが出店するマルシェです。

²*いいものいっぱいマルシェ:参考 https://www.yokohama-bayquarter.com/event/iimonoippai01/

つま正³³は、ホテルやレストラン向けに業務用の野菜を卸す会社ですが、澤さんは「こういったやり方があるのか!」と感じ、「これなら鶴屋町でも実施できる!」と参考にして、今回の「鶴屋町ストリートテラス」を実施への背中を押すキッカケとなりました。

³株式会社つま正:参考 https://tumamasa.co.jp/

また、前史として、鶴屋町町内会がコロナ禍において緊急事態宣言下で休業を余儀なくされた地域の飲食店や理髪店を支援しようと、加入世帯などに金券を配布を実施した⁴経緯があります。

⁴ 参考:鶴屋町町内会 加入世帯に金券配布 「地元のお店応援に使って」 | 神奈川区 | タウンニュース (townnews.co.jp)

澤さんの父、澤兼一郎さんは当時町内会長として「お金を貯めていてもしょうがない。こんな時だからこそ、会員に還元するべきだと思う」と、役員の承認を得て準備を進めたのだそう。鶴屋町内会の会員の95%企業が加入しており、今までは町内で即座にお金を回すようなことがなかなかできなかったそうです。

 

イベントを設計してゆくワクワク

このような金券施策の実施やつま正さんの実施するマルシェから得たインスピレーションをもとに、行われる鶴屋町ストリートテラス。企画を設計し実行していく過程のなかで大変に思ったことなど、想いの丈をお伺いしました。

現地でどのように展開するかについて、資料作成や横浜市役所と相談をされてきた辻さん。出店していただく場所のレイアウトについて、語ります。

「苦労は、初めての取り組みということで、お店を出店するような場合は、雨だと商品が濡れちゃうのでテントが必要です。テントの大きさの確認や、この場所に何個のテントが置けるか?など、何度も現地に足を運んで、実際に寸法を計りました。その上で、役所と相談すると、人通りは妨げてはならないので導線の確保を再優先にして取り組んで欲しいと言われる。私はデザイン職なので、そういう現地の設計を実働しながら意識するレイアウトの難しさを感じます。でも楽しい部分ではあるんです(笑)。」

委員会の動きを支えてきたLOCAL GOOD YOKOHAMAの小林からの補足もありました。

「辻さんは、資料を作る中でレイアウトや提案資料をデザインして分かりやすく落とし込んでくれます。公開空地というエリアの隙間を縫ってどこに何を置こうっていうのは、都市デザインやランドスケープデザインの領域ですと、『ゾーニングをしていく』作業。辻さんが澤さんと役所と相談しながらある種パズルのようにやってくのは楽しいけど大変だなあと。見てるだけでドキドキしますが(笑)、すごいことをやっているなと思います。」

参考:公開空地とは、ビルやマンションの敷地内に設けられた広場や遊歩道、、ピロティなどの空地のこと。 オープンスペースの一種で、自由に通行したり利用したりできるよう、一般に開放された場所。

委員会を引っ張ってきた澤さんや辻さんへ、小林から質問がありました。

「(このプロジェクトを進めるにあたり)お役所との折衝や、開催に関する地元近隣店舗への営業は、分かりやすくダイレクトに地域に関わっていくことじゃないですか。辻さんは、地域との関わりやコミュニケーション、お役所との折衝を、澤さんと一緒に行われていますが、実際にやられてみてどうですか?」

辻さんは、「地域やお店は今まではクライアントの一部という認識だったが、今では広がりを感じています。西区のビルからお仕事の話も貰っていて、これからは横浜駅の北と南の両方のエリアを行き来し、もっと関わり代を拡げていきたい。やりがいもあって、楽しいです。」と話します。

澤さんも、「岩崎学園という専門学校が今回の企画に賛同してくれた事で、地域に通う学生さんの協力を得ながら実行できるなんてラッキーでした(笑)」と感じていました。鶴屋町は、公開空地が多く、まだまだ有効に使われてない土地が多いそう。

実際に、公開空地の利用・公共空間を活用することは、国が促進しています。

小林は「非常に重要なトピックであり、澤さんの目の付けどころが素晴らしいです(笑)公共空間をどうやって遊んでいくか考えていきたいし、その先鞭の動きになって欲しいです。」と、エールを送り、澤さんも、「今回の鶴屋町ストリートテラスをきっかけに、有効的にそんな土地をたくさん見つけて交渉して地域で使っていけたらいいですね。」と嬉しそうに話しました。

 

マルシェをはじめちゃうゾ!

では、そんな鶴屋町のメイン通りで開催するストリートマーケット、鶴屋町ストリートテラスではどのようなことを行うのでしょうか?

横浜・鶴屋町とは、JR横浜駅西口から徒歩3分の場所に位置する神奈川区のまちです。大型マンションや商業施設のオープンを控え、通行人が増加しており、現在でも通行人は、1日5万人を超えます。近隣に住む方はもちろんのこと、通勤通学で通う方、飲食店に足を繰り出す方、様々な方が行き交うエリアです。

当日は、横浜駅きた西口改札から鶴屋橋を渡ってすぐ情報科学専門学校の前の通り(公開空地)を利用して、居酒屋から美味しいフードや酒卸業者よりドリンクの販売などをする予定としています。その店数は、約10店舗。

鶴屋町のお店を中心に出店し、販売を行います。出店店舗は、株式会社ダイナックから4店舗「和食居酒屋 咲くら(さくら) 横浜店」、「ティキティキ」、「焼鳥 ハレツバメ 横浜鶴屋町店」、「湘南の魚とワインの店 ヒラツカ」。馬肉とおでんの店、「お富さん」など。それぞれ特色のあるお店が連なります。

5月27日に募集は締切りましたが、今後も継続開催に向けてアイデアを募っています。会場では飲食の販売に加え、さまざまな情報を、なんと通行人約5万人にPRが可能となります。ぜひ、鶴屋町の飲食店のみなさん、次回以降に開催する際は奮ってご参加いただけるよう、実行委へのご連絡を。また、開催に向けた実行委メンバーへの参画やスポンサーも募集しています。

 

実際に使用された出店者募集のフライヤー

 

学生・若者との地域連携

横浜駅北口前のビル側面に設置された屋外型の街頭ビジョン「YOKOHAMA VISION」の使用や情報科学専門学校とのPR連携についても実行委では検討が行われています。

YOKOHAMA VISIONを運営する辻さんは、「イベントの告知は、情報科学専門学校とともに設計し、PR活動をしています。PRやそのプロセスは、YOKOHAMA VISONでも宣伝をしていこうと思っています。私が監修として入るPR・デザインの宣伝物が、学生の就職活動に向けたポートフォリオになるようなものを作ってもらえたらと思っています。」と話します。

情報科学専門学校の武藤先生・中野先生にご協力をいただき、学生と辻さんで、鶴屋町ストリートテラスのウェブサイトを作ることになったのだとか。

「鶴屋町自体のウェブサイトが無い事から、まちのウェブサイトになるようなものを作成し、更新をする中で学生とも地域とも継続して繋がり、。今後は学生とともに「YOKOHAMA VISON」で放映するための写真や動画も撮って、制作につなげていきたいです。」と、今後のビジョンを構想しています。

横浜駅前に180インチ高品質大型ビジョン

 

鶴屋町いまむかし

さて、みなさん、鶴屋町には橋がかかっていることをご存知でしょうか。実は、鶴屋町には桟橋はないのですが、材木屋さんが多かったのだそう。現在は、横浜市による鶴屋橋架替事業⁵ が終了し、新しい橋が鶴屋町にかけられました。

 

横浜市役所HPより:旧橋

横浜市役所HPより:新橋

鶴屋橋架替事業 横浜市
参考:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/doro/kensetsu/kyoryo/rokukyo/turuyahashi.html 


鶴屋町ストリートテラス実行委員の皆さんは、鶴屋町は高速道路や川にも近いまちなので、川とまちを意識づけしていけたらいいなとお話されていました。

横浜市の高速道路下帷子川分水路に掛かる4つの橋は、横浜を代表する4つのテーマをコンセプトに、橋梁の設計がされました。

「特に、西鶴屋橋は、造形デザインに加え、振動センサーで作動する音具を高欄に潜ませ微音が流れる当時先進的だあった音を取り入れた風景づくりであり「サウンドスケープ」を取り入れた設計をしている。」(ウェブサイトから引用)

参考: GK設計 西鶴屋橋、西之橋、北幸橋 橋梁景観設計 1986-1996 サウンドスケープを取り入れた都市の装置環境
https://www.gk-design.co.jp/sekkei/yokohama_bridge_design.html

NPO法人Hama Bridge 濱橋会⁶ という団体では、関内・関外地域を中心に、各団体や企業で活躍されている20〜40代の方々が情報を交換し、意思の疎通がはかれる新しいネットワークに関する活動や、運河を日常に感じてもらうための活動が行われています。

⁶ NPO法人Hama Bridge 濱橋会
参考:https://hamabridge.or.jp/ 

 

鶴屋町のこれから

新しい橋がかけられた鶴屋町や横浜は、学生や若者も非常に多く行き交います。地域活動においては、通勤通学などでまちを利用する人などを含めた、「関係人口」を増やす・巻き込むことも重要と言われます。学生や若者と一緒にまちづくりを実行していくことについても語ってくださいました。

「専門学校は他にもあるし、普段、仕事のなかでは触れ合うこともありません。僕らは住んでいるまちではあるけれど、彼らは1日のうち何時間か生活するまち。同じ場所にいることで、共感や一緒にいるという意識を持って貰うため、もう少しまちを綺麗にしたいです。ごみを持ち帰るアクションなど、”鶴屋町がわたしのホーム”だという意識をもってもらえたら嬉しいです。」と島崎さん。

「このあたりには学校や予備校が多い。。10代、20代の若い人たちにまちに関心を持ってもらいたい。関内やみなとみらいの公園などではゴミ拾いが行われているし、公開空地をたくさん持つ鶴屋町でも今後は定例化してもいいのではないでしょうか。」と澤さん。

ゴミ拾いの経験が豊富で、大通り公園クリーンアップの主催メンバーでもある、橘高さんは、「ゴミ拾いは、地域の価値を高めます。ゴミが落ちている汚い街には住みたくないじゃないですか。鶴屋町周辺にはこれからマンションが出来る⁷ ようになると、地価や価値を高めるためにも日常からのゴミ拾いは重要です。学生さんは通学しているだけだからゴミ拾いは難しいが、地域に住むお子さま・パパママはゴミ拾いに関心があるような方が沢山いらっしゃる。鶴屋町だけではなく、西口もゴミの問題はあるので、横浜駅周辺で少しずつ連携や、清掃活動の実施を進めていくのが大事だと思います。」

ゴミ拾いを通じて学校や地域同士で連携が取れるようになり、仲良くなれることにも価値があるので、私もぜひお手伝いします!一緒にやりましょう、と提案がありました。

 

横浜市役所HPより:横浜駅きた西口鶴屋地区再開発  「外観パース」

 

⁷横浜駅きた西口鶴屋地区再開発(民間) 横浜市 

参考:
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/toshin/excite22/shuhen/tsuruyachou.html?fbclid=IwAR1bnwU6ztQewgdS1VE5yQzgDPWm2_t0ro27VkL06ur3Pow3ziTjSEzpFvw

 

みんなで鶴屋町を盛り上げたい

そして、最後に「鶴屋町ストリートテラス」開催に向けて、みなさんそれぞれの想いをお聞かせいただきました。

島崎さん:「今回のイベント開催が初めてということもありますので、ホームタウンの意識を持って貰えるよう頑張りたいです。はじめて鶴屋町に来る方も、1日何時間しか居ない方も、時々来たり、毎日来たりする方も、「鶴屋町は自分のまち」だなと思ってもらいたいです。」

辻さん:「通勤で横浜にきて、仕事の関係で鶴屋町のエリアを歩いていますが、良く考えたら、土日祝日の人通りの雰囲気を意外と知りませんでした。休日でも足を運ぶことになったのは、地域を違う角度で見れるキッカケになったので、訪れる方にもそういう気づきの機会にしていきたいです。」

橘高さん:「鶴屋町の橋を渡ったところに、立ち食いそば屋があった時代が本当に好きです。鶴屋町には居酒屋しかなかったころ。仕事に行く前や帰って来たときにお店に寄って食べていた独身時代がありました。そんな時代を経験して来られた方も戻って来たいと思っているかもしれない。新しい鶴屋町になってはいるけれども、住民には昔の方もいるよ、というところをアピールするのも良いと思います。」

鶴屋町の地域性もなんとかして出せるようになると、賑わいをつくるイベントを続ける意味があると話します。

小林さん:「地元町内会青年部の澤さん、地元企業の島崎さん、近隣企業の辻さん、まちづくりに関わる近隣に住む橘高さんなど関わり方が微妙にズレていることで、それぞれの見える角度が違います。ここに参加をしていない情報科学専門学校が教育機関、相鉄ムービルの1階で「Future Pub’lic ヨコハマニシグチ」の運営に協力するオンデザインにもサポートに入っていただいています。オンデザインは建築するだけが設計ではない設計事務所です。つながりやコミュニティをマネジメントし、メディアとしてPRをするNPOとしてNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが参加している。運営にあたるチーム(実行委員会)としては、すごく理想的で、ボトムアップでエリアマネジメントのスキームがスタートしている。澤さんの思いに共鳴したメンバーで、キックオフのイベントからこんなに役者が揃っているのは素晴らしいです。」と、並走しながら感じていたと話します。

澤さん:「私の父親も先月で町内会長は退任し、私は辛うじて青年部として残っています。鶴屋町は横浜の中では都会ですし、歳も60間近ではありますが、島崎先輩や皆さんと一緒に鶴屋町を盛り上げていきたいな!と思っています。横浜の方々ご協力をお願いいたします!辻さん頼むよ!(笑)」

的確に簡潔な営業・PR資料を素晴らしいスピードで作成する辻さん。実行への想いが強く、巻き込み力が超人的な澤さん。鶴屋町の飲食店同士の繋がりや人脈・ご縁が豊富な島崎さん。どんなに忙しくても丁寧に並走をし続ける小林さん、熱い想いでつながりの支援をし続ける橘高さんなど、皆さんの溢れんばかりの想いで「鶴屋町ストリートテラス」は実行に向かって動き出しています。大人になっても何かを立ち上げて行っていくことは、大変ですがワクワクすること。情報科学専門学校の学生も卒業までずっと関わっていきたいと伝えてくれた事がメンバー一同、嬉しいとも話してくださいました。

ぜひ、6月12日(日)は、美味しい料理と鶴屋町の地域性、活動への熱量を肌で感じるため、鶴屋町ストリートテラスに足を運びませんか。

 

おわりに

鶴屋町ストリートテラス実行委員のみなさんに、鶴屋町への熱い想いをお伺いしました。何かを0から立ち上げて実行していくにはエネルギーが必要ですし、それを大人が力を合わせて行っていく姿はとてもカッコイイです!みんなで応援しましょう!

鶴屋町ストリートテラスでは、支援を大募集中。1口3万円(税込)から受け付けます。PR資材の設置や街頭ビジョンでのCM放映が付いてきます。ご興味がある方は、Googleフォームもしくは、メールアドレスまでご連絡下さい。

ライター紹介

神奈川県横浜生まれ。明治学院大学社会部社会学科2018年卒。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程2021年卒。現在は、同大学院研究員として、地域資源利活用に関する研究を埼玉県飯能市で行う傍ら、フリーランスとして分析業務などを務め、テーマパークでの接客仕事、コミュニティFM渋谷のラジオでのボランティア活動も務める。プロジェクトマネジメント・地域・コミュニケーション・エンタメに興味があり、現在は埼玉県飯能市で地域資源の利活用を楽しく学ぶ「地方想生アイディア発想ゲーム」の開発・展開を行っているが、地元横浜にも貢献をしたいと思い、LGYサポーターに参加を決めた。趣味は散歩・工作・手芸・お菓子作り。

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