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8/24 国連ESCAP秋山愛子さんと「障害」分野で世界で活動する方をお招きした勉強会

SDGs「誰一人取り残さない社会」を実現するための「障害」に関する世界標準と日本の取り組み

SDGs「誰一人取り残さない社会」を実現するための「障害」に関する世界標準と日本の取り組み~国連ESCAP秋山愛子さんほか、世界で活動する方をお招きした勉強会~

SDGsの基本理念は「誰一人取り残さない-No one will be left behind」です。
広い意味での「障害」を持つ方が取り残されない社会をつくることに、誰一人取り残されない社会を作るヒントがあるのではないでしょうか。
特別な人たちだけではなく、様々な生きづらさやストレスを抱えながら、取り残さないように必死で生きている人も多いと思います。

障害を理由とする差別を禁止する具体的な対策を定めた「障害者差別解消法」、高齢者や障害者等の移動等の円滑化の促進に関する「バリアフリー新法」など、障害者を取り巻く法制度が整備されてきました。
それらの法律の前提となる国際的な合意や議論、海外・日本での障害者に関する取り組みについて知り、横浜の置かれている現状や今後の方向を考える勉強会を開催します。

「バリアフリー」や「社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)」についての動きを多様な観点から把握し、すべての人びとが健康で文化的な生活をおくる地域社会の実現に向けた行政・民間・市民の連携について考えたいと思います。

◎概要
日時:8月24日(土) 14時〜17時
場所:ことぶき協働スペース
(横浜市寿町健康福祉交流センター2階)
主催:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
共催:野毛坂グローカル
内容:国連ESCAPの「障害(ディスアビリティ)」をキーワードとした取り組み紹介と、ゲストからの話題提供、意見交換
(終了後に懇親会を予定)
対象:テーマに関心がある方どなたでも
申込:Facebookページの「参加」ボタンを押していただくか、kotobuki@yokohamalab.jpまでご連絡下さい(件名にイベント名、本文にお名前・参加人数・ご連絡先を記入してください)
参加費:500円

▽はじめに:ことぶき協働スペースの取り組みについて
▽1部:講演
・秋山愛子さん(国連ESACP(アジア太平洋経済社会委員会)障害担当官)
障害者差別禁止・経済・社会参加について国連が何を行ってきたか、これからの課題とは?
障害に関する世界的な動向、「Disability-Inclusive Development」「インクルーシブ防災」「障害者権利条約」等についてお話しいただきます。
https://www.maketherightreal.net/
https://www.unescap.org/our-work/social-development/disability

<休憩>

▽2部:話題提供-2
・宮本泰輔さん(DPI日本会議 プロジェクトマネージャー(南アフリカ駐在))
南アフリカなどの障害者支援の経験から、地域の「受益者」たちが「サービス提供」組織を作ることを考える

・奥平真砂子さん(笹川平和財団 総務部特任調査役)
障害当事者としてできること、その可能性

・市原誠さん(横浜市生活自立支援施設はまかぜ 地域連携室 支援コーディネーター(神奈川県匡済会)/NPO法人横浜依存症回復擁護ネットワーク(Y-ARAN)副理事長)
寿町の「はまかぜ」での16年の活動を通じて見えてきた「障害」について

<休憩>

▽3部:オープンディスカッション 60分程度
・話題提供
横浜市の障害に関する取組:江原顕さん(横浜市健康福祉局 福祉保健課 福祉保健センター担当課長)
ディスカッションに先立ち、横浜市の福祉のまちづくり条例等についての取り組みを紹介

進行:奥井利幸(野毛坂グローカル)
杉浦裕樹(横浜コミュニティデザイン・ラボ)

▽プロフィール
秋山愛子さん (国連アジア太平洋経済社会委員会 障害者問題担当官)
1962年生まれ。米国・カリフォルニア大学バークレー校文化人類学科卒。英国・リーズ大学大学院障害学修士。障害者の権利とインクルーシブ開発分野で国際的に活躍する専門家。カリフォルニア留学時代に障害者自立生活運動と出会う。1996-2002年は衆議院秘書をつとめる。2002年からタイ・バンコクにある国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)で障害担当官として活動。アジア太平洋地域住む約6億9000万人の障害者の権利の実現とインクルーシブ開発を推進。
著書・訳書
「日米のセクシャルハラスメント」  https://www.amazon.co.jp/dp/4915165469/
「哀れみはいらない―全米障害者運動の軌跡」 https://www.amazon.co.jp/dp/4768434185/
『私たち、遅れているの? 知的障害者はつくられる』 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784768434581
参考:https://www.ud2019.net/speaker/speaker-akiyama.html

・宮本泰輔さん(特定非営利活動法人 DPI日本会議 プロジェクトマネージャー(南アフリカ駐在))
大学2年だった1990年に、障害児の夏のキャンプボランティアに参加したことをきっかけに、地域で一人暮らしをする重度障害者の介助に関わるようになる。その縁で、DPI(障害者インターナショナル)日本会議の事務局を手伝うように。大学卒業後も、就活することなく、そのまま居残る。2010年から3年、タイで東南アジアの障害者の組織化や、タイの自立生活センターのお手伝いなどをする。2013年から、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ市などで自立生活センターづくりのプロジェクトを行う。現在は、南アフリカのハウテン州での、JICA(国際協力機構)草の根技術協力事業「アクセシブルなまちづくりを通した障害者自立生活センターの能力構築」のために、プロジェクト・マネージャーとして2020年まで駐在する予定。
http://dpi-japan.org/

・奥平真砂子さん(公益財団法人 笹川平和財団 経営企画部特任調査役)
超未熟児だったことが原因で、脳性まひの障害を負った。高校卒業まで養護学校に通う。大学に入るもコンプレックスの塊だったこともあり、やっとのこと大学を卒業。就職一年目にアメリカの障害者団体で研修を受けたことがきかっけとなり、自信をつけ自分自身を肯定的に捉えられるようになる。
帰国後は企業で10年ほど働き、その後、障害者団体に転職し、日本の障害者運動家たちと出会い多くのことを学ぶ。2001年から15年間は日本障害者リハビリテーション協会で途上国の障害のある若者の育成の仕事に従事し、2015年から2016年にかけては、JICA専門家として南米コロンビアで「障害のある紛争被害者のソーシャルインクルージョン」プロジェクトを展開。帰国後は、SDGsのことを知り、障害者/団体が取り残されないように啓発プロジェクトを実施した。昨年7月に現在の職場に移り、今年4月からは「ダイバーシティ&インクルージョン推進プロジェクト」を展開している。

・市原誠さん(横浜市生活自立支援施設はまかぜ 地域連携室 支援コーディネーター(神奈川県匡済会)/NPO法人横浜依存症回復擁護ネットワーク(Y-ARAN)副理事長)
横浜市生活自立支援施設はまかぜ在職16年。生活困窮者の自立支援に携わる。その傍らで、2006年(平成18年)より、アルコール依存症回復施設のNPO法人市民の会:寿アルクの運営委員を務めるほか、ヒューマンサポートセンター(アルク相談室)で相談支援などを行う。また、NPO法人横浜依存症回復擁護ネットワーク(通称:Y-ARAN)の設立メンバーとして参加。2018年7月に副理事長に就任し、経営や各種アディクション支援にも携わる。2019年秋には、寿町地区の民生委員に就任予定。
https://www.kyosaikai.jp/business/hamakaze_2.html

・江原顕さん(横浜市健康福祉局 福祉保健課 福祉保健センター担当課長)
自称・共生プロモーター。社会福祉士・精神保健福祉士。
市役所では主に障害福祉に従事。K-POPをこよなく愛する。
http://blog.goo.ne.jp/takenday/
https://twitter.com/takenday

・奥井利幸さん(野毛坂グローカル代表)
途上国と日本の学びあいを通じて、SDGsの基本精神「誰一人取り残さない」社会の実現を目指している。
https://www.facebook.com/nogesaka.glocal/

【参考】
▽今こそインクルーシブ防災を=秋山愛子 国連アジア太平洋経済社会委員会・障害者問題担当官(毎日新聞、2019年8月8日記事)
https://mainichi.jp/articles/20190808/ddm/004/070/013000c

▽ことぶき協働スペースfacebookページ
https://www.facebook.com/kotobuki.space/

日時 2019年8月24日(土)14:00〜17:00
場所 ことぶき協働スペース
対象 テーマに関心がある方どなたでも
費用 500円(資料代)
URL https://www.facebook.com/events/1858176380952756/
Facebook https://www.facebook.com/yokohamalab/
開催団体 横浜コミュニティデザイン・ラボ
野毛坂グローカル ( 野毛山ハウス )


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