都筑区

現在の都筑区にあたる地域は、昭和初期までは森や田園風景が広がるのどかな農村でした。
高度経済成長に入った昭和35年頃から、区の南端の鶴見川沿いに鉄道や道路が整備され、工場群の進出が進みました。
昭和40年代に入ると、区の北部・中央部で港北ニュータウン建設事業が始まり、区画整理による計画的な開発が進みました。開発に伴い人口が急激に増加し、これに対応するため、平成4年に区役所の前身である港北ニュータウン行政サービスセンターを開設しました。
平成5年には、市営地下鉄3号線が新横浜からあざみ野まで開通し、翌平成6年には港北区と緑区の行政区再編成により都筑区が誕生しました。平成20年に市営地下鉄4号線(日吉~中山間)が開通し、平成21年には区制15周年を迎えました。

区の北部・中央部の港北ニュータウンでは、里山型公園や緑道、歩行者専用道路などが計画的に整備され、豊かな自然と都市が調和したまちづくりが進んでいます。区の中心となるタウンセンター地区では、業務・商業施設が集積しています。
一方、区の南部では、大規模な農業専用地区が広がり、市内でも有数の農作物供給基地となっています。さらに南端の鶴見川沿いには市内屈指の工業地帯が形成されています。

現在、都筑区を取り巻く状況は次のとおりです。
1 人口増加が続くまち
市営地下鉄4号線の開通により利便性が更に向上し、毎年約3,000~6,500人の増加が続き、活気あふれるまちとなっています。
平成6年の区誕生当時、約11万人だった人口は、平成22年4月6日に20万人を突破しました。
2 若いまち
平均年齢は、横浜市18区の中で最も若い39.44歳です。15歳未満の人口(年少人口)割合も17.8%と市内で最も高い区です。(数値は平成24年1月1日現在)
3 緑があふれるまち
都筑中央公園や大塚・歳勝土遺跡公園、茅ヶ崎城址公園など特色ある公園があるほか、生活に身近な公園も数多く点在しています。
また、港北ニュータウンを中心に張りめぐらされた総延長約15kmにも及ぶ緑道は、都筑区ならではのものです。
4 産業も盛んなまち
生活の場としてのみではなく、産業の場・雇用の場としても充実しており、職住のバランスが図られているまちです。また、広い農地も点在し、農業も盛んです。

 

(出典 横浜市市民局 18区の紹介

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