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第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催連携事業がスタート:18区別イベント第1弾は「鶴見川サマーフェスティバル」

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「鶴見川サマーフェスティバル2016」の第30回記念大会が8月20日、2017年に区政90周年を迎える鶴見区の「鶴見区区制90周年プレイヤーイベント」と「第50回アジア開発銀行年次総会横浜開催連携事業」として開催されました。模擬店・企業PRブースに地元商店街・福祉団体・NPO・ボーイスカウト・地元協賛企業など29団体が出展。東日本大震災復興支援として、福島県・岩手県などの東北物産展、鶴見川コンサート、鶴見川花火大会などが行われました。

 

「第50回アジア開発銀行年次総会」は、「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに2017年5月4日(木)~7日(日)に、各国財務大臣、中央銀行総裁、民間金融機関関係者、NGOなどが参加して、パシフィコ横浜とその周辺のホテルなどで開催されます。参加者は約3,000~5,000人となる予定です。

アジア開発銀行(ADB:Asian Development Bank)は、アジア・太平洋地域における経済成長及び経済協力を助長し、開発途上加盟国・地域の経済発展に貢献することを目的とした国際開発金融機関で、日本はアメリカと並ぶ第1位の出資国です。 横浜市では、「第50回アジア開発銀行年次総会横浜」の開催を記念して、市内各区で連携事業を行っています。今回の「鶴見川サマーフェスティバル」は、その第一弾として実施されました。

昼間に行われた「鶴見川サマーフェスティバル」会場には、模擬店・企業PRブースとして、29団体が出展。主催者からの呼びかけにより、参加団体のうち8団体が、ADB関連企画として、アジアにちなんだ展示や販売を行いました。

関連企画を実施した団体は、ヨコハマ3R夢(横浜市資源循環局)、在日本大韓民国民団神奈川県 鶴見支部、日本ボーイスカウト横浜第3団、同横浜第58団、TSURUMIふれあい祭り実行委員会、鶴見川流域水協議会、新鶴見ドライビングスクール、ナイスグループ。

「ヨコハマ3R夢(スリム)」ブース展示では、鶴見区役所が作成した、東南アジアの村が実践している、食品残渣で豚を育て、育った豚を食用にする食品ゴミリサイクルの事例を紹介するパネル展示を行いました。

民団鶴見支部は威勢がいい男性が「海鮮チジミ」を販売。売りは豆板醤とニンニク入りのタレとのこと。

第30回鶴見川サマーフェスティバル2016 - 52 / 70 総持寺を拠点に活動する「日本ボーイスカウト横浜第3団」は、インド風のカレー味のポップコーンを、三ツ池公園を中心に活動する「日本ボーイスカウト横浜第58団」は、タイ風の甘酸っぱい味付けの焼き鳥を提供。小学生を中心とするボーイスカウトのメンバーたちが来場者に大きな声で呼びかけていた。

第30回鶴見川サマーフェスティバル2016 - 55 / 70 TSURUMIふれあい祭り実行委員会は、鶴見川サマーフェスティバル実行委員会の実行委員長を務める土田和男さん(下末吉地区自治連合会会長)たちが創作したタイ風の甘酸っぱい味付けの焼きそばを提供した。

第30回鶴見川サマーフェスティバル2016 - 10 / 70 国、都、県、市からなる「鶴見川流域水協議会」PRブースでは、鶴見川に関するパネルや流域模型の展示のほか、フィジー共和国 農業地方・開示開発災害大臣ら一行や、JICAインドネシア共和国 公共事業省職員らによる鶴見川多目的遊水池の視察の様子を紹介するパネルを展示。模型を使った展示はビー玉を使った参加型のゲーム仕立てになっており、たくさんの子どもたちが列を作って順番を待ち、展示を体感した。

第30回鶴見川サマーフェスティバル2016 - 39 / 70
「新鶴見ドライビングスクール」は、中国、韓国、インド、シンガポール、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどアジア14カ国の自動車免許取得のための試験や教習の事情を紹介するパネルを展示。職員が図書館やインターネットで調べた、それぞれの国の自動車免許に関するお国事情を紹介。来場者はアジアのほとんどの国々では、安価に容易に免許が取れることなどの説明を熱心に聞いていました。

ステージイベントには、王淑麗さん(ワンシュウリ・中国)、アドゥンさん(タイ)など11組が出演。


第30回鶴見川サマーフェスティバル2016 - 64 / 70
アジアをテーマにした演奏では、中国の伝統楽器「二胡」奏者の王淑麗(ワンシュウリ)さんが中国の民族音楽を、バンコク生まれのタイ民族音楽奏者のアドゥンさんがタイの民俗音楽を披露しました。 子どもたちからシニアまで、ステージ前に集まった多くの観客たちは、アジアンテイストの中国やタイの曲のほか日本の曲のアジアテイストのアレンジ曲の演奏に、時には手拍子をするなどして会場が一体になり盛り上がりを見せました。

第30回鶴見川サマーフェスティバル2016 - 67 / 70
また、ダンススタジオW.Dream(鶴見区生麦・花月園)は、生徒からシニアまでの大編成のチームで出演。よさこい風の和洋折衷の衣裳に身を包んだ出演者たちが、迫力あるダンスを披露し、会場から大きな歓声を受けていました。

  ▽イベント情報―18区別イベント一覧(第50回アジア開発銀行年次総会:横浜市文化観光局)
http://adb2017.city.yokohama.lg.jp/events-ward/

ライター紹介

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