ローカルグッドニュース

シェアハウス・シェアカフェ兼用の「ブラフテラス」がオープン

ブラフテラス

 横浜市南区に、シェアハウスとシェアカフェを備えた「ブラフテラス」(横浜市南区唐沢13番地)がオープンしました。

 運営を行っているのはコトラボ合同会社(横浜市中区松影町3)。横浜寿町を拠点に、コトづくりからまちづくりを考えていくプロジェクトとして、ヨコハマホステルヴィレッジなど地域資源を活用したまちづくりを行っています。

 ブラフテラスの建物は築55年のアパートをリノベーション(既存の建物を工事して、建物の性能や価値を向上させること)して作られました。リノベーション作業には、2015年の10月からとりかかり、3月に入居が始まりました。

 リノベーションは、アパートの外装はそのままに、内装の工事を行いました。横浜の建築家、アーティストなど部屋ごとに異なるクリエイターが関わりデザインされ、個性的な空間が創られました。水道や電気工事なども資格を持っている方が関わり、自分達で作業を行いました。

廊下の様子

廊下の様子

部屋の内装

部屋の内装

 スペースを企画したコトラボ合同会社の代表、岡部友彦さんはリノベーション作業を行った理由として、「過去に同じようなリノベーション作業を何度も行ってきました。物件のリノベーション作業を自分たちで行うことで、建物に愛着がわきます。」と話しています。

 間取として、1階がシェアカフェと共用部分のキッチン・洗面所・トイレ・シェアハウスの個室1室、2階がシェアハウスの個室4室とトイレになっています。

 個室は1部屋につき、6~8畳。部屋の内装はそれぞれ、異なるアーティストがデザインしています。

屋外にはテラスが用意されています

屋外にはテラスが用意されています

部屋には、アーティストそれぞれの内装やデザインがあります

部屋ごとの、アーティストによる内装やデザイン

 シェアハウスの個室は5部屋中、3部屋が入居済み。2部屋が空いており、入居者を募集中です。

家具付きの部屋もあります

家具付きの部屋もあります

 シェアカフェは月曜日から日曜日の日替わりとなっており、水曜日から土曜日までのオーナーが決まっています(5月30日時点)。他の曜日の日替わりオーナーも募集中です。1曜日辺り、月額19,000円(平日)・26,000円(土日)にて利用できます。

シェアカフェの内装

内覧会ではシェアカフェで料理がふるまわれていました

シェアカフェの内装

シェアカフェの内装

シェアカフェの内装

シェアカフェには、テーブルや椅子が備え付けられています

 カフェ以外にもヨガやネイルサロン、英会話などの学びや交流の場としての利用が可能です。1階のシェアカフェを営業しつつ、シェアハウスに住むという利用も可能です。

 5月15日に皆済された内覧会では、多くの地域の方が訪れていました。周辺に住んでいる地域住民の方も、ブラフテラスが出来たという話を聞き、訪れていました。岡部さんは「作業を進めている中で地域と仲良くなり、顔なじみになりました。」と話しています。

 内覧会時には、1階では食事、2階ではカフェPom(ポム)がコーヒーを提供していました。カフェPomは日替わりのシェアカフェとして、毎週土曜日にコーヒー(500円)、スムージー(540円)を提供しています。

カフェPomのコーヒー

カフェPomのコーヒー

 岡部さんは「現在日本中で空き家が増えています。横浜でも同様に空き家が増加しています。そんな中で地域で小さな”生業”を起こしていく人たちが増えていけば、空き家も活用出来るし、地域に関わる人も増える。そんな人たちが増えてほしいという思いから、まずはここで気軽に試すことができる場所になれば良いと思っています。」と話しています。

 カフェの営業時間は、午前9時から午後5時まで。5時以降はシェアハウスのリビング的に活用していくとのことです。シェアハウスへの入居、日替わりオーナーへの応募はブラフテラスウェブサイト(http://bluff-terrace.com)または、運営主体:コトラボ合同会社(info@koto-lab.com)へお問い合わせください。

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