ローカルグッドニュース

ダブルケアサポーター・モニター講座でフューチャーランゲージ

ダブルケアの担い手が幸せに生きている未来と、課題山積の現在とを把握してから、解決への道筋を考えたワークショップ。

育児と介護を同時に負担する「ダブルケア」の担い手をサポートするプログラムを開発している「ダブルケアサポート横浜」は11月27日、西区福祉保健活動拠点「フクシア」(横浜市西区高島2-7)で、約20人が参加して「ダブルケアサポーター講座最終回」を行いました。

「ダブルケアサポーター講座」は、主に地域ケアプラザ・地域包括支援センターのコーディネーターや子育て支援拠点の運営者など、介護・育児の当事者の支援者を対象にしています。

核家族化・晩婚化・晩産化で進む育児と介護の同時進行ですが、支援の現場は「縦割り」で、主に双方のケアを担っている母親の負担の重さに気づきにくい構造があります。

ダブルケアサポート横浜では、子育てと介護、2つのケアを支援するそれぞれの担当者がトータルに状況を把握したうえで、当事者を適切な地域のサービスなどにつなぐことができるような講座を目指しています。

10月から今回を含む全4回のモニター講座では、来春から本格的に開始する人材育成プログラムづくりに生かすため、フィードバックを重視しています。

モニター講座最終回となった27日は、障害のある子どもの育児について当事者がレクチャーした後、これまでの3回を振り返ったうえで「フューチャーランゲージ」という手法を用いて「現状の課題」「目指す未来」を整理。そこから「未来に近づくために必要な道筋」を探りました。

フューチャーランゲージは、慶応大学湘南藤沢キャンパスの井庭崇・総合政策学部准教授が開発した創造的な対話の手法です。

参加者はまず、「ハッピーなダブルケアの未来」と「個人に負担が重くのしかかる現在」について思い思いの言葉を付箋に書き出しました。その後、現在の課題と関連する未来を線で結び、最後に「どのようなアクション、アイデアでその未来を実現できるのか」という観点で「キャッチフレーズ」となる「造語」をグループで出し合いました。
この造語が、今はまだないけれども、未来を表す「創造的な言葉」です。

各グループはメンバーは最初四苦八苦していたものの、対話がほぐれてくると「つながるケア課」「しあわせワンクリック」「みらい検索」「横串会議(通称・ねぎま会議)」などのユニークな言葉が次々と見つかるようになりました。

わずか数十分のグループワークでしたが、20ほどのフューチャーランゲージを全員で生み出しました。ダブルケアサポート横浜の事務局を務めるNPO法人シャーロックホームズ理事長の東恵子さんは「今回で全4回のモニター講座が終了し、アンケートやフューチャーランゲージから参加者が重要だと感じたポイントがまとまりました。今後、実際に講座プログラムをブラッシュアップして、来年5月に開催予定のシンポジウムでの発表、講座開講に生かしていきたい」と話しています。

ライター紹介

「LOCAL GOOD YOKOHAMA」は、 サービス、 モノ、 カネ、 ヒト、 情報の循環をつくっていくことを目指し、インターネット上の場と、インターネットを超えた地域の現場両面から、地域をよくする活動「地域のGOOD=ステキないいコト」に市民、企業が参加するきっかけをつくっていきます。活動に加わり、メンバーとして地域に関わっていくローカルグッドサポーター、プロボノを募集しています。

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