ローカルグッドニュース

育児と介護の同時進行「ダブルケアラー」のためのハッピーケアノート(仮称)

8月24日、横浜市市民活動支援センター(横浜市中区桜木町1-1-56)で、ハッピーケアノート(仮称)作成アイデアソン第2弾が開催されました。ダブルケアラー(ダブルケア当事者)約10人が集まり、ダブルケアに関する課題、体験、意見・感想、疑問に思っていること、身の回りの情報など様々なトピックについて話しながらアイデアを出し合いました。

「アイデアソン」とは、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語で、特定のテーマに興味を持つ人が集まり、課題解決につながるアイデアを出し合い、それをまとめていくワークショップ形式のイベントのことです。

また、「ダブルケア」とは、育児と介護を同時に行うことを指した造語です。女性の晩婚化により出産年齢が高齢化すると共に、長寿命化によって親の介護の期間も長引く近年、子育てと親の介護サービスを同時にしなければならない世帯―ダブルケア負担の世帯―が目立つようになってきました。兄弟数の減少や親族のネットワークが脆弱化する中で、ダブルケアの負担は、親と近居又は同居している長女に集中する傾向があり、相談する相手もなく、心身ともに燃え尽きてしまうケースも増えています。

当日は、NPO法人シャーロック・ホームズ(横浜市西区南軽井沢18-1-南軽井沢パークサイド110)理事長の東恵子さんとダブルケアサポート横浜プロジェクトの植木美子(うえき・よしこ)さんを中心に1つのテーブルを10人全員で囲い、お互いの話に耳を傾けながら、和気あいあいと笑顔の絶えない座談会が行われました。

前回のアイデアソン第1弾のふりかえりから始まり、全員の自己紹介とダブルケアをしていて良かったことを共有して、「具体的にハッピーケアノート(仮称)の冊子に載せたいこと」のアイデアを書き出しました。

最後のまとめでは、「当事者のハッピーな話」、「時系列順でチャート式の状況に合わせたアドバイスや情報」、「現状の洗い出しをするための家系図の書き出しスペース」、「男性ができる介護サポート」、「災害を予想した準備項目」、「地域独特のダブルケアに関連したサポート窓口や団体情報」、「介護110番」、「災害時の緊急連絡先」などのアイデアを、どのような順番で載せたいかまで話し合いは白熱しました。

今後は、3月までにハッピーケアノート(仮称)を形にすることを目指し、あと数回アイデアソンを重ねる予定です。

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主催の「ダブルケアサポート横浜」(横浜市西区南軽井沢18-1-南軽井沢パークサイド110)は、支援が十分に行き届いていないダブルケアラーへのサポートを広げようと、横浜市西区に本拠地を置くNPO法人シャーロック・ホームズ、横浜市港南区で子育て支援にとりくむ「芹が谷コミュニティてとてと」や、港南区日限山地区で地域で支え合いの仕組みを実現してきた「さわやか港南(横浜市港南区日限山1−32−4)」のメンバーで結成されました。同メンバーがダブルケア当事者に寄り添うサポーター研修プログラムの開発、当事者の声をもとにしたハンドブック作り、地域で支えあう人のネットワークを築くことを目標に掲げ、LOCAL GOOD YOKOHAMAのプロジェクトの1つとして「横浜から全国へ!ダブルケア(育児と介護の同時進行)サポート横浜プロジェクト」を立ち上げました。

同プロジェクトは、LOCAL GOOD YOKOHAMAのホームページでクラウドファンディングにも挑戦し、2015年5月1日から6月9日までの40日間で68万円を目標にして、最終的に76万605円を集めました。以後、7月6日に開催された「あったら嬉しいダブルケアのサービス」というタイトルで行われた第1段のアイデアソンと、今回の第2弾アイデアソン「みんなが欲しいと思うハンドブックのイメージ出し」を含め、プロジェクトの一環として行われています。

ライター紹介

「LOCAL GOOD YOKOHAMA」は、 サービス、 モノ、 カネ、 ヒト、 情報の循環をつくっていくことを目指し、インターネット上の場と、インターネットを超えた地域の現場両面から、地域をよくする活動「地域のGOOD=ステキないいコト」に市民、企業が参加するきっかけをつくっていきます。活動に加わり、メンバーとして地域に関わっていくローカルグッドサポーター、プロボノを募集しています。

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