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MA10で「横浜市立体マップ by LOCAL GOOD YOKOHAMA」が「試作部門賞」受賞

都内で行われたマッシュアップアワード・オープンデータ部門授賞式で表彰状を手にする早川聖奈さん(左から2番目)。左から、サイト運営支援するコーポレート・シチズンシップ「若者の就業力・起業力強化」プログラムの内田篤宏さん、早川さん、「一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構」理事長で東大大学院情報学環教授の坂村健さん、早川さんの指導をしている首都大学東京准教授の渡邊英徳さん=東京・一橋講堂

LOCAL GOOD YOKOHAMAのコンテンツの1つ「横浜市立体マップ by LOCAL GOOD YOKOHAMA」が、日本最大のウェブアプリケーションコンテストである「Mashup Awards(マッシュアップアワード)」の「オープンデータ部門」の試作部門賞を受賞し、3日、コンテンツ制作者の早川聖奈さん(首都大学東京システムデザイン学部4年)が、都内で行われた「オープンデータシンポジウム2014」(主催・オープン・ビッグデータ活用・地方創生推進機構)で表彰されました。
=写真は都内で行われたマッシュアップアワード・オープンデータ部門授賞式で表彰状を手にする早川聖奈さん(左から2番目)。左から、サイト運営支援するコーポレート・シチズンシップ「若者の就業力・起業力強化」プログラムの内田篤宏さん、早川さん、「一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構」理事長で東大大学院情報学環教授の坂村健さん、早川さんの指導をしている首都大学東京准教授の渡英徳さん=東京・一橋講堂

「横浜市立体マップ by LOCAL GOOD YOKOHAMA」は、横浜の課題解決に挑戦している「人」を、顔写真とコンテンツの一部をウェブ地球儀(GoogleEarth)上に表示してわかりやすく「見える化」。また、位置情報付きツイートやウェブ投稿フォームなどで地域の課題をアップロードできます。
このため、テーマや行政区域で分割されずに、地域貢献活動や地域課題が俯瞰してみえるため、閲覧者がみずからの関心外の活動にも触れることが可能になっています。

横浜市に住んでいる早川さんは、「ヒロシマアーカイブス」「東日本アーカイブス」など、貴重な歴史・地域の記録・人々の声などの「データ」をGoogleEarth上に展開するプロジェクトを多数手がける渡英徳准教授の研究室に在籍しています。

今回のLOCAL GOOD YOKOHAMAには2014年4月から本格的に関わってきました。幼いころから住み暮らしてきた横浜ですが、今回のコンテンツ制作をするまで、横浜に多くの課題があること、そして多くの課題を解決するために動いている人がいることをほとんど知らなかったそうです。

今回早川さんが受賞したマッシュアップアワードの「オープンデータ部門」は、2014年に新設されました。この部門賞は、総務省・経済産業省・オープンデータ流通推進コンソーシアム(ODPC)=オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構に改組=と連携し、オープンデータを活用したアプリケーションを募りました。既にビジネス化されたものから試作段階のものまで広く募集し、「横浜市立体マップ by LOCAL GOOD YOKOHAMA」はこのうち「試作部門」での受賞となりました。

受賞理由として審査委員会は「3Dの見せ方が魅力的。地域情報プラットフォームの将来形を暗示している」「Google Earthを使ってPCならではの派手な演出かつ、見やすい表示がすてき」などとのコメントを寄せています。

早川さんは当初、多くの人たちが見てわかりやすく納得できるコンテンツを作ることができるのか、とても不安だったそうです。「今回、さまざまな方々に助けてもらいながら制作を進めることができました。何度か大変に思うこともありましたが、がんばってきてよかったです。自分のふるさとでもある『横浜』に関する作品で素敵な賞をいただけたことがとてもうれしいです」と話しています。

大学4年生の早川さんは卒業研究でも、横浜の観光に関するコンテンツを制作しており「こちらも、たくさんの方に使ってもらえるように、頑張っていきたい」とさらに、地域の価値を高め、人のつながりを深めるアプリケーション開発に力を入れていくということです。

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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