ローカルグッドニュース

横浜市が「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定

 横浜市が、内閣府地方創生推進室が全国の自治体を対象に募集していた「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定されました。

 SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標で、17のゴール、169のターゲットからなるSDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)が定められました。

 政府による「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」は、SDGsの達成に向けた取組の推進のため、自治体によるSDGsの達成に向けた取組を公募し、優れた提案の都市を「SDGs未来都市」(29都市)として、特に先導的な取組を「自治体SDGsモデル事業」(10事業)として選定し、資金的に支援するものです。

 横浜市の提案は、SDGs未来都市が目指す横浜のビジョンを「環境を軸に、経済や文化芸術による新たな価値を創出し続ける都市の実現」としています。

1 横浜市の提案概要
(1)SDGs未来都市が目指す横浜の像(ビジョン)
現在策定中の「中期4か年計画(2018~2021)」、「地球温暖化対策実行計画」の両計画が掲げる都市の将来像と連動
⇒「環境を軸に、経済や文化芸術による新たな価値を創出し続ける都市の実現」

(2)ビジョンを実現させるための取組(自治体SDGsモデル事業)
⇒“連携”による横浜型『大都市モデル』創出事業※1
①「中期4か年計画(2018~2021)」、「地球温暖化対策実行計画」の中から、SDGsの17目標の視点を踏まえ、環境を軸とした経済・社会課題の同時解決性が高い取組を抽出
②抽出した6つの取組をはじめ、環境・経済・社会各分野での取組相互の連携を図り、価値を高め、都市のプレゼンス向上につながる仕組みとして「SDGsデザインセンター(仮称)」を創設

※1:“連携”による横浜型『大都市モデル』創出事業」

 ビジョン実現のため「自治体SDGsモデル事業(“連携”による横浜型『大都市モデル』創出事業)」を実施し、成長と活力を生み出す都心部の実現や、豊かな自然環境と暮らしが共存する都市づくり、「住みたい」「住み続けたい」と思える郊外部の実現、未来を創る多様な人づくりなどの、環境・経済・社会各分野の取組の相互連携を図り、価値を高め、都市のプレゼンス向上につながる仕組みとして「SDGsデザインセンター(仮称)」を公民連携により創設するとしています。

 6月15日に総理大臣官邸で行われた「SDGs未来都市」選定証授与式には、林市長が出席しました。

 林文子横浜市長は「『SDGs未来都市』及び『自治体SDGsモデル事業』に選定され、今後の取組への意気込みを新たにしています。SDGs達成に貢献するため、しっかりとリーダーシップを発揮していく決意です。選定にあたっては、これまで横浜市が『環境未来都市』として生み出した先進的な成果や、市民・企業・大学など関係者の皆様と培ってきた”連携”を発展させ、更なる成果につなげるビジョンを評価いただいたものと思います。本格的なスタートに向け、国と連携し、またオール横浜で取り組み、その成果を内外の都市と共有することで、SDGs未来都市・横浜を実現現してまいります」とコメントしています。

 選定された29の自治体に選定証が授与された。選定団体は、北海道、北海道札幌市、北海道ニセコ町、北海道下川町、宮城県東松島市、秋田県仙北市、山形県飯豊町、茨城県つくば市、神奈川県、神奈川県横浜市、神奈川県鎌倉市、富山県富山市、石川県珠洲市、石川県白山市、長野県、静岡県静岡市、静岡県浜松市、愛知県豊田市、三重県志摩市、大阪府堺市、奈良県十津川村、岡山県岡山市、岡山県真庭市、広島県、山口県宇部市、徳島県上勝町、福岡県北九州市、長崎県壱岐市、熊本県小国町。

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

ニュース一覧へ戻る