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「市区町村別平均寿命」で横浜市青葉区男性が83.3歳で長寿全国1位に 厚生労働省発表

厚生労働省は4月17日、「平成27年市区町村別生命表の概況」を公表しました。「市区町村別平均寿命」のデータによると、全国で最も長寿な方が多い市区町村は、男性が横浜市青葉区(83.3歳)、女性は沖縄県北中城村(89.0歳)となりました。前回の調査では青葉区男性は全国8位。平成17年に続いて2回目の首位となりました。

生命表は、ある期間における死亡状況(年齢別死亡率)が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命などの指標(生命関数)によって表したものです。

市区町村別生命表は、死亡状況を市区町村単位で比較するため、国勢調査による日本人人口(確定数)と人口動態統計(確定数)による日本における日本人の死亡数、出生数をもとに、平成12年から5年(国勢調査年)ごとに作成し、今回が4回目となります。

市区町村別生命表では、人口規模の小さい地域の死亡状況を扱うことから、5歳階級ごと(5歳未満は0歳と1〜4歳に分割)の死亡率に対して、小地域の死亡率推定に有力な「ベイズ推定」を用いて死亡率の安定化を図っています。市区町村別生命表に掲載されている全国値並びに都道府県、政令指定都市及び東京都特別区部の値は、市区町村の値との比較の観点から、各市区町村と同様の方法で算出した「参考値」であり、完全生命表及び都道府県別生命表の値とは異なっています。

【参考】
ベイズ推定とは

小地域における生命表作成では、当該小地域内の観測死亡データが少なく、死亡率の推定が困難となる場合が生じるという問題があります。これは、死亡という事象の発生頻度が低い一方、実際の死亡データが1人単位でしか観測できないことによっています。
例えば、本来の死亡率を0.05とした場合、人口1万人の地域では本来の死亡数は500人であるが、観測死亡数に1人増減が出たとしても、死亡率推定値は0.0499~0.0501と本来の死亡率からは0.2%の変動しか起こりません。ところが、人口100人の地域で同様に考えると、観測死亡数1人の増減は死亡率の推定値に0.04~0.06という変動を与え、本来の死亡率から20%も変動してしまうこととなる。このような場合、観測データ以外にも対象に関する情報を推定に反映させることが可能なベイズ推定が、死亡率推定にあたっての有力な手法となります。
平成27年市区町村別生命表では、市区町村別死亡率の推定にあたり、当該市区町村を含むより広い地域である都道府県、政令指定都市及び東京都特別区部の死亡状況を情報として活用し、これと各市区町村固有の死亡数等の観測データとを総合化して当該市区町村の死亡率を推定するという形でベイズ推定を適用し、生命表を作成しています。このようにベイズ推定の手法を適用することにより、小地域の死亡率推定に特有な不安定性を緩和し、安定的な死亡率推定を行うことが可能となっています。

ライター紹介

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