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横浜市栄区が医療機関・IT企業と連携し、産後不安防止の研究プロジェクト開始

遠隔で医師に相談できるウェブサービス「小児科オンライン」

横浜市栄区は、産学官の連携で夜間にスマートフォンなどを使って小児科医にオンラインで医療相談できるウェブサービス「小児科オンライン」を利用した研究プロジェクトを2017年11月から始めます。

※画像は小児科オンラインWebサイトトップ画面

小児科オンラインとは?

「小児科オンライン」は、医師らが参画して立ち上げた「株式会社 Kids Public 」(東京都千代田区神田小川町1、橋本直也社長)が提供する遠隔医療サービス。代表の橋本さんも、現役の小児科医医師です。

このシステムは、子どもの急な発熱や腹痛、発達など親が不安に思った時に、「相談する」をクリックして時間を予約。時間が来たら、LINEやSkypeなどを通じて小児科を専門とする医師にオンライン上でやりとりし「自宅で様子を見る」「救急病院に行く」などのアドバイスを的確にもらえます。スマートフォン使用者ならば、子どもの様子を動画・写真で見せたりすることも可能です。

意思表示ができない赤ちゃんを育てる親は、ちょっとしたことでも不安になり小児科に駆け込むことが多いといわれています。LINEやSkype などのアプリを使用し、テレビ電話やチャットなど保護者の好きな方法が選べます。1枠10 分間の予約制で、平日18 時~22 時に対応しています。この仕組みがあることで、不要な病院通いが減らせるため、子供の負担を減らすことはもちろん、混雑する小児科の状況を改善し、医療費の削減も期待されています。

<「小児科オンラインプロジェクト・さかえ」概要>

「夜に子どもが急に熱。病院に行くべき?」「子どもの湿疹が治らないけど、もう一度病院に行った方がいい?」というように、子どもの体調変化は大きな不安を伴います。

今回のプロジェクトのきっかけは、株式会社 Kids Public と国立成育医療研究センターから「産後間もない親の育児不安を軽減する臨床研究」の提案が、横浜市政策局の共創フロントにあったこと。栄区が、企業と地域が連携する「リビングラボ」の研究・検討を重ねていたこと、市内で唯一、「セーフコミュニティ」※の取組を通じて児童虐待予防に力を入れていることなどから、このプロジェクトの共同実施が決まりました。

※セーフコミュニティとは
事故やけがの原因をデータを使って究明し、地域ぐるみで予防活動を展開する安全安心なまちづくりを行っているコミュニティにWHO(世界保健機構)与える国際認証。栄区は2013.年に取得。

  • 目的
    産後早期からスマートフォン等で小児科医と相談できる仕組みが、主として母親の不安が解消することができるのか、その結果、乳児がより健やかに成長できるかどうかなどを明らかにします。国立成育医療研究センター政策科学研究部が計画し、株式会社 Kids Public が小児遠隔医療相談サービスとして「小児科オンライン」を通して実施。横浜市栄区は、協力者の募集などを担当します。
  • 対象者
    栄区に住民登録があり、で2017年 11 月1日~2018年3月 31 日の期間に、栄区役所に出生連絡票(母子健康手帳に添付されているピンクのハガキ)を提出した母親とその子供。
  • 参加条件
    国立成育医療研究センターが実施する栄区母子小児医療相談研究「SIMPLE Study(シンプル・スタディ)」に同意ができる方(4か月健診時の皮膚診察や、アンケート等への協力が必要)
  • 利用可能期間・利用料
    利用可能期間は、研究参加同意の手続き完了時に前半グループ(申込日~生後4か月0日)または後半グループ(生後5か月0日~8か月0日)に無作為に割り振られます。利用料は対象期間(約3か月間)に限り無料。(通常月額 3,980 円(税抜)なお、利用時の通信・通話料金は各自負担となります。
  • 申込方法
    期間中に出生連絡票を提出された方へ、栄区から個別に案内。

 

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