ローカルグッドニュース

JICA横浜で「障害者×つなぐ~障害当事者が世界を支援する~」 8月19日開催

8月4日からJICA横浜(横浜市中区新港2-3-1)で開催されている「糸70億・つなぐ」のイベントでは、「つなぐ」をテーマにさまざまなゲストを招きワークショップが行われています。

8月13日に開催された「地域コミュニティ×つなぐ」では、発展途上国と日本の地域コミュニティとの協力についての講演会が行われ、分野を超えた人々が集まり椅子が足りなくなるほどの盛況となりました。

第2弾となる8月19日のワークショップは「支援される人からする人へ」というテーマのもと、障害当事者である全盲の石田由香理さんがお話をします。

石田さんは認定NPO法人「フリー・ザ・チルドレン」の職員。学生時代にスタディツアーでフィリピンを訪れ、現地の視覚障害者と交流する中で、障害があることで将来や進路の選択肢が狭くなってしまう社会に強く疑問を抱きました。現在は、視覚障害を持つ自分が国際協力の場で活躍することで、子どもたちに勇気と希望を与えたいと日々奮闘しています。

主催者で国際交流団体「野毛坂グローカル」(西区西戸部町)代表の奥井利幸さんは「障害当事者が『社会の負担ではなく社会の資源』であることを実感できるイベントになると思います。障害者に興味のない人にこそ、ぜひ参加ください。きっと、話を聞けば元気になると思います」と話します。

障害者と聞くと「かわいそう」「弱者」と考えがちですが、全盲でありながら世界で活躍する石田さんの活動を知ることで、障害者は「支援される」だけではないことに気づいてもらうのが、奥井さんの願いです。

障害を持つ人々に対する考えや、障害を障害としてしまっている社会に対する考えが変わるきっかけになるイベントです。

▽人物紹介
石田 由香理さん
国立大学法人 筑波大学付属視覚特別支援学校卒業

2009年4月、ICU教養学部アーツ・サイエンス学科に入学。1年次に海外英語研修プログラム(SEA: Study Abroad Program)に参加し、初めての海外を経験する。1年次の春休みには、フィリピンのスタディーツアーに参加。現地の視覚障害者教育の現状を知る。その後、複数回フィリピンを訪れ、環境の改善を目指した活動を実施。
ICU卒業後は、専門的な知識を身に付けるため、教育学・開発学の研究で名高いサセックス大学大学院に進学。修士号を取得する。
現在は、NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)で、フィリピンの国立盲学校内の寮を修繕し、学生たちにスクールバスを届けることを目指し、活動中。(ICU Official Siteより)

▽「障害当事者×つなぐ」~支援される人から支援する人へ~
日時:8月19日(土)13:30~15:30
募集人数:20人
世界で活躍する日本の障害当事者の開発協力活動をワークショップを通じて学ぼう

参加無料。

JICA横浜3F展示コーナー
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-3-1
開館時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで、期間中無休)

 

 

 

ライター紹介

神奈川県出身。横浜市在住。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士2年。地球市民とは何かという問いを軸に、世界共通の課題に問題意識を抱きつつローカルで活動する団体や人を研究中。横浜コミュニティデザイン・ラボのインターン生。趣味はピアノ、スキー、知らない町を歩き回ること。「すごい」「おもしろい」と感じたものごとを、たくさんの人に伝えたいと思っている。

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