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横浜野菜を使って韓国料理に挑戦

旭区で開催されたアジア各国料理体験教室

1月10日、旭区の市沢地区センター(横浜市旭区市沢町9)で、韓国の伝統料理である参鶏湯(サムゲタン)、キンバ、ホットク、ナムルの料理体験教室が開催されました。このイベントは、今年の5月4日から7日に横浜市で開催される第50回アジア開発銀行年次総会の連携事業として旭区が主催しているもので、1月10日から3月16日までの間に旭区内の7か所で計12回、アジア各国の伝統料理体験教室が開かれます。

 

今回の教室は、12回開催される旭区のアジア各国伝統料理教室の初回とのイベントの冒頭では、旭区役所地域復興課長の春原隆之さんが「旭区では、生活に身近な食をテーマに関連事業を企画し、今日がその皮切りになる。この講座を通して、学んで、つくって、食べて、各国の食文化を満喫して欲しい」とイベントのねらいについて話しました。

今回の料理体験会では、シニア野菜ソムリエとして横浜市を中心に食育活動や料理教室、レシピ開発などの活動をしている高崎順子さんが講師を務めました。鶏肉などを煮たスープの参鶏湯(サムゲタン)や韓国風海苔巻のキンバ、韓国でよく食べられているお菓子のホットク、人参とそら豆・もやしの三色ナムルを、横浜で採れた生姜やネギ、小松菜、キクラゲなどの野菜も使って作りました。

参鶏湯では、高価な高麗人参の代わりに横浜野菜をふんだんに使用し、色鮮やかなオリジナルの参鶏湯に。そのほか、韓国風海苔巻のキンバでは、塩分が多いタクアンの代わりに生の人参を使うなど、健康面にも配慮したアレンジは参加者にも好評でした。

地元で採れた横浜野菜を使った韓国料理

地元で採れた横浜野菜を使った韓国料理

今回の体験会では、横浜の冬野菜を多く使った韓国料理のレシピを紹介しました。高崎さんは「普段家庭ではなかなか作らない外国の料理を、簡単に楽しく作れるよう意識しました。料理を作りながら参加者同士がコミュニケーションをとり、打ち解けていくのがわかってよかったです」と笑顔で話していました。

当日は、横浜市文化観光局長の中山こずゑさんも視察に訪れ「会場内のおいしそうな匂いが食欲をそそりますね。皆さん楽しみながら、おいしい料理を作ってください」と参加者に声をかけていました。

12人の参加者は4人ずつのグループになって料理を楽しみました。イベント終了後参加者からは「参鶏湯がこんなに簡単に作れると思わなかった」「先生が家庭でも作れるようなレシピを紹介してくださったので、家に帰って家族にもつくってあげたいと思う」と感想を話していました。

旭区が主催する料理体験教室ではこの他に、インドやタイ、台湾などアジア各国の料理体験も予定されており、参加者全員に旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」がプリントされた限定品のエプロンが配布されます。

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