コンセプトは「街に昭和のお茶の間を蘇らせる」

横浜市西区平沼地区は、今でこそ「みなとみらい地区」の陰にひっそり佇んでいますが、新田開発に端を発し、幕末開港当時から横浜道や造船所と共に「職・遊・学・住」が揃った街として発展してきました。

今回開催する「平沼地産地消マルシェ」は、平沼小学校を会場とし、歴史や文化、自然、産業等にゆかりのある情報やモノを市民や事業者がそれぞれ持ち寄り、対話によって共有し、交換するためのイベントとして実施するものです。

地産地消のメインコンセプトは、「街に昭和のお茶の間をよみがえらせる」。平沼小学校の体育館に1日だけ、昭和の食卓と街の風景をよみがえらせ、子どもたちと共有し、SDGsの視点を踏まえた持続可能なこの街の未来を描きます。

街が、街として持続可能に発展し続けるためには、そこに生まれ育った子どもたちが、家族や近所の人、友達と交流する中で生涯の記憶に残るようなかけがえのない体験をしたという実感を持つことが大切です。地域は本来「住む場所」として機能するだけではなく、買い物をしたり、近隣で支え合ったりといった交流が生まれる場所。住民をはじめとする平沼に関わる様々な人たちが思い思いのモノや情報を持ちより開く「まち博覧会」という形で、平沼の歴史を懐かしみながら未来の平沼を描くためのコンテンツが用意されています。

クラウドファンディングで運営資金を募集！

平沼地域の課題を解決することを目指す平沼リビングラボがクラウドファンディングで資金調達にチャレンジしています。2018/11/23 11時59分までに目標金額に達するとプロジェクトは達成となります。

▽横浜平沼でマルシェを開催し、子どもたちに昭和とみらいの平沼を伝えたい！
By 平沼リビングラボ- （Kibidango【きびだんご】)
https://kibidango.com/894

実施プログラム

1．みんなで創る「平沼ガリバーマップ」　10:00～15:00

平沼地区の大きな地図を床一面に貼り、子どもから高齢者までその地図の上に靴を脱いであがり、自分の家を探したり、知っている地域の情報を書きこんだりすることで平沼の良いところや課題点を住民ひとり一人の目線で浮き彫りにしていくイベントです。100分の一程度に縮小された地図の上に立つとガリバーになったような気分になるため、このような名称がつけられました。

2．みんなで持ち寄る「平沼写真展」　10:00～15:00

それぞれのお宅に眠っている平沼地区の古いスナップ写真をみんなで持ち寄り、思い思いにボードを貼ることで、昔の平沼の風景を再現する写真展を開催します。なお写真は当日、会場にお持ちください。イベント終了時にお返しいたします。

3．平沼ならではの木のある暮らし展　10:00～15:00

平沼水天宮の模型展示などによって、平沼地区ならではの木のある暮らしのあり方を提案します。

4．チョークで描く平沼の街　10:00～15:00

色とりどりのチョークを使用して、小学校のピロティに平沼の街を描きます。

5．平沼のひとさら味体験　11:00～13:00

はまふぅどコンシェルジュが地野菜と平沼商店街ゆかりの食材で「平沼のひとさら」を開発。500円（限定100食予定）で試食ができます。

6．地野菜＆焼きサンマ販売　10:00～13:00

横浜地野菜と焼きサンマの販売を行います。

7．横浜市の花・バラのワークショップ　10:00～15:00

横浜市のバラ「はまみらい」を育てている平沼小学校の子どもたちと共に、バラの花を活用したワークショップを実施します。限定50束、参加費500円。

8．平沼のお茶を愛でるワークショップ　10:00～15:00

平沼商店街にある平沼園のお茶と寿々喜家菓子舗の和菓子を楽しむワークショップを実施します。参加費300円。

9．平沼横断　ウルトラクイズ2018　15:00～16:00

クイズ形式であなたの「平沼愛」を試します。優勝者の平沼博士には素敵な賞品を贈呈！！

10．みんなで語る平沼の未来　16:00～17:00

平沼の街の未来について、車座となり参加者全員で語り合います。